旧レオン王国の首都:Leòn

セマナ・サンタ(復活祭)中にマドリッド籠っているのも息が詰まるので、北へ電車で3時間、カスティージャ・レオン州の旧都レオンへ行ってきた。


以前ガイドブックで知ったレオンのカテドラルを見たかったのが目的。スペインには至るところに歴史ある教会があり、これまでにも、Toledo, Sevilla, Salamanca, Santiago de Compostela等で立派な大聖堂(カテドラル)を見てきたので若干食傷気味ではあったのだけれど、レオンのカテドラルは四方の壁を覆うステンド・グラスが有名で、ここから差し込む光がどのようなものか見たかった。


このように行く前からこれから見るだろう光景を思い浮かべることなど殆どしないのだけど、レオンのカテドラルは期待を裏切らなかった。このほかにも、12世紀ロマネスク時代の天井一面の宗教画が原色のままのこるサン・イシドロ教会やガウディ設計のカサ・ボティン等、小さな町ながら見どころが多い。また、サラマンカと同じカスティージャ・レオン州なのに何故か食事(Casa Condeso)も旨く、好印象を持って帰る。


ここはレコンキスタ運動の双璧の一つレオン王国の首都であった町。だからという訳ではないが、とかく観光地にありがちな浮ついた感じが無かったし、町あるく人たちにも、復活祭だということもあろうが、何か余裕みないなものを感じた。