初舞台(スペイン編)

本番前

今週、バジャドリッド大学ではカスティーヤ・レオン州内の8大学が主催する「文化祭」*1が開催されており、昨夜サラマンカ・ポンティフィシア大学代表「La Mascara劇団」の一員として、舞台に立った。スペインで初、また前回舞台に立ってからすでに4年近くたっていたこともあって、緊張しながらも、気を奮い立てて臨んた。


舞台裏は最後まで、動き・照明等の細かいことで最後まで、喧々諤々の議論があったりしたが、本番直前は役者全員でお酒を一口飲んで景気づけしてから、手を合わせ掛声をして、いざ舞台へ。


ここで、面白いことを一つ発見。スペインでも舞台に上がる前、役者同士は「頑張れSuerte(グッド・ラック)」と言わない。英語圏でも一緒だけど、「頑張れ」と発破をかけることは舞台においては縁起が悪いと信じられており、スペイン語では、Mucha Mierda(糞をたくさん)と声を掛け合った。*2


さて、本番では(心配していたように)セリフをとちったり・飛ばしてしまうことも余りなく、観客が(自分の発するスペイン語が通じず)沈黙することもなく、反応も良かったので良かった。何よりも、スペイン語での舞台を無事やり通せたことに満足している。



そして、閉幕後は、大所帯でバジャドリッドに繰り出し、近くのレストランで、飲み食いしながら、ギターに合わせて歌い続けた。


芝居の写真・動画はまた後ほど。

*1:Encuentros con la Cultura de las Universidades de Castilla y Leon

*2:観に来てくれてたフランス人の友達に聞いたところ、フランス語でも、merde(糞)やcinq mots(同じ)と掛け合うと聞いた。ちなみに英語では“break a leg”と声を掛け合って舞台に上がる。