ラ・コルーニャ

昨日はガリシア州を南にポンテヴェドラ(Pontevedra)へ、今日は北へ向かってラ・コルーニャ(La Coruna)まで電車で遊びにいった。


ポンテヴェドラでは、町を当てもなく歩いてて、良い匂いに誘われて、ちらみしつつ、入ったシーフード・レストラン、ラ・コルーニャでは、砂浜による途中で買った肉屋さんのサンドイッチが、両方「当たり」で、こういうのは本当に「感」だなと思った。ガイドブックももってたけれど、無理してそれを目当てにするより、適当に散歩しながら、ちらっとのぞいて感じが良ければそうはハズレはないんじゃないかな、と感じた今回の旅行。


なお、自分が良いと「感」じるストラン・食堂。

1.ドアをくぐったら、取りあえず挨拶(若しくは来たことの認識)。


2.活気があること。客それぞれが自分のやりたいことをしている。(しゃべる人はしゃべってるし、食べている人はガツガツ食べている。新聞読んでる人は読んでるし、ワインを飲んでる人は延々と飲んでいるみたいに。)


3.お店の人がテキパキ動いていること。ちゃんと仕切っている人がいて、お店全体に目が行き届いていること。


4.(個人的なフィーリングだけれど、)出来れば、若者ばかりよりは、地元のおじいちゃんやおばあちゃん(つまり古い株みたいな人)が、入っているような店。


5.(同上)(たぶん、)知らない客同士のやり取りがある。


これ見ると、自分にとっては、お店の「味」というは「雰囲気」が大事だということ。


サンティアゴに帰り、Rua da Franco通りの「O46」というお店に同じ具合に入った。そこは、おじいちゃん(+ほんの若干名のおばさま方)の社交場という感じで、今夜開幕したスペインリーグの試合(レアル・マドリード versus 地元ガリシアの誇りデポiルティボ・ラ・コルーニャ)をあぁーだこうだ言いながら見てた。自分も、蒸貝とエンパナーダ(ツナ等の魚介をパイ生地で挟んだもの)と白ワインを飲んで一緒にいたけれど、その場所の雰囲気そのものが美「味」だった。


その後は、Praza da Quintanaという大聖堂の裏の広場で、ギターとドラムのライブ(Alo Irmao e Pesdelan)を聴く。深夜近く、演奏中にも、珠に大聖堂の鐘が鳴るのだけど、眼下の「宴」に関係なく、鳴る鐘もまた、良かった。