英国人（OAMIにて）

街には、サンダルで上半身裸といういでたちのスペイン人・外国人がわんさかいるアリカンテはなかなか良いところである。

毎日高温多湿なのには参るが、ほぼ全面ガラス張りのＯＡＭＩオフィスから眺める地中海や、波打ち寄せる砂浜にポツンと立つバス停、波止場での釣り等を眺める度に、なんとも贅沢な時間を過ごしているなと思う（風景の中の主人公たちも、それを眺める自分も）。

・昨日、部屋で仕事をしていたら、ひょいと、ほんの若干ヨレヨレの感じのする老紳士が訪ねてきた。誰かなと思ってたら、ＯＡＭＩの副長官だった。ひときわ大きなオフィスに通され、またひと際大きな窓の外の地中海を眺めながら、いろいろと話した。

そこでちょっと思ったこと。勿論ひとくくりにはできないが、以前の留学時も思い起こしながら、英国人は一筋縄でいかないなという印象を受ける。物腰柔らかく、あくまで紳士的なのだけど、内側はあくまで冷静で、いろいろな意味で格好を崩さない。同じ欧州人でもスペイン人とはだいぶ違う印象。