教習所の人間模様Ⅱ

いっしょに時間を過ごす事となる人は自分でもどうしようもなく
ひとつルーレットのよう。


ここ上総自動車教習では常時4,50人が合宿にきてるんじゃなかろうか。


イギリスと中国でも実家を離れて共同生活を送っていた。そのとき思い出すのは当時、いっしょに生活することとなることに結構真剣に悩んだこと。それでも共同生活者を選べて、また大学街ということもあって、同じような背景を持った人たちだ。その点ここは年からしてあらかじめなんのフィルターもない。運転免許を取る年齢そして20万円という合宿料金を払えれば誰と一緒に学んでいてもおかしくない。ここでは2週間といえど、どういう人たちと住むのかは結構気になるもの。


ここ来て最初の4人部屋に入ったとき
ドアを開けるとポテトチップスと食べ終わったカップラーメンの容器の山
そして部屋はタバコの煙で覆われていた。
正直、「あちゃー、はずれだ」というのが感想だった。
これに耐えがたく移った部屋でも最初はみな喫煙者
今は室内禁煙をお願いしてる。

現在日本の正確な尺図となるかわからないが
教習所に来ている9割方以上がタバコを吸っている。
いや喫煙者の割合は異常に多い気がする。
手持ちぶたさからか、いつでもどこでもぷかぷか ふかしている。


あと気が付く点、その2。
男子は程度の差こそあれ、やんちゃものが多い。
最初の部屋に一人の子がいた
彼が風呂に入るために服を脱いだ時に肩から腕にかけて、写真等で見覚えのある青色で線模様の
入れ墨が彫ってあったのを見て


たまげた


移った部屋でも19歳の子の腕には鯉が彫ってあった。
金髪であったり、坊主頭であったりするが根っからの不良って感じでもなく、
目を見ればやさしい目をもっている(人の性格は目の表情でわかるような気がしてならない)。
でも日本で刺青というえば「やくざ」としか思えなかったので服の下から刺青が覗くを見るとやっちょっととまる。