国際法ディプロマ・セミナー

Sheveningen ビーチにて

午前の3つの講義に出席したのち、午後はディプロマ・セミナーに参加:今日のテーマは「条約と留保」と「国際刑事裁判所と米国のポジション」。


セミナーは難関なディプロマ試験のためのものということもあり、途中からは議論についていくのがやっと(もとより国際法の議論を理解するというより、生徒と教授の間で国際法理論、法令や判例がポンポンと飛び交う中、(専門的な事項に対する理解を抜きにして、)ただ話の流れ自体を追うので精一杯)であったが、すごく刺激になった。


まずは、国際法をもう少し勉強したいと思ったし、同時に、国際法の知識よりも、流れの早い議論についていき、これを自分なりに理解し、発展させ、論理的に発表する能力を磨ければなと思った。ただ、国際法という不思議な世界の議論を追うのはそれ自体が非常に楽しかったし、勉強にもなった。法学をもう一度きちんと勉強したいと思った。


若干くたくたになって、一眠りした後、アカデミーの学生とSheveningenビーチに行って食事。旧ユーゴスラビア国際犯法廷にKaradicの初出廷を傍聴しに行った友人の話を聞いたりしながら(アカデミーから何人かが授業・セミナーに行かず、傍聴したみたい)、次第に十数人に膨れ上がったテーブルから、海を眺めながら大きなステーキを食べた。これが意外に美味かった。


アカデミーの良いところ。世界60か国以上から学生が集まっているところ。彼らの国のことを聞くのも楽しいが普通にたわいもない話をできるのが良い。