Scheveningenでビーチサッカー

国際法の「父」グロチウス像

講義後、アカデミーのDaudet教授宅でグループ(国ごと)の歓迎会があった。今日はアルファベットがG〜J位までの国籍の学生、つまりドイツとか、ハンガリーとか、ギリシャとか、インドとかの学生が招待された。簡単な飲み物で挨拶や歓談をするだけなのだけど、たとえば、ギリシャのネネという名前は女神アテナ(ネ)x2から由来する・・・など、有益な(?)情報もところどころあったりして、有意義だった(変な言い方だけど)。


その後は自作のサンドイッチを口に放り込み、一番の路面電車に乗って、Scheveningenビーチに行き、コースメートたちとビーチサッカー!日本人は自分一人なので、すこしだけ「日本代表」。しかし、開始五分後には、手を膝にあて、10分後には足を攣ってしまう、がそれでも一つ得点決め、クラスメートから「見かけによらず上手いやつ」という評価を受ける。


日が暮れた後は、浜辺でビールとワイン。これが最高。特に一杯目のビール。


下の写真は週末に行った隣まちデルフトの教会(Nieuwe Kerk)のステンドグラス。


今日のディプロマ・セミナーは「非政府団体による武力行使」:イスラエルパレスチナに建設した壁、コロンビアによる越境攻撃(エクアドル領内)、米国のアフガニスタン侵攻、ロシアによるグルジア侵攻等々が具体例として挙げられた。法論点に関する議論なので、関係ないと言えば関係ないのだけど、以上すべての国から学生が来ており、当事者(と言えるかとうかは別として)がそろっていると、議論にさらに色がつく。いまさらなのだけど、国際司法裁判所(ICJ)の判決及び勧告的意見はすべてオンラインで見ることができ、これがすごく勉強になる、気がする。また、1923年から続くハーグ国際法アカデミーの講義はすべて、Recueil de Coursとして纏められていて、これがアカデミー敷地内からならダウンロードできるのも考えてみれば、(そして自分が国際法学者であれば、)かなり贅沢な話。80年以上続く、ここアカデミーでの講義は国際法のテーマをほぼすべて網羅しており、今日インド人から聞いた話によれば、1960年代の講義のひとつには、「仏教と国際法」という講義もあったとか。ちょっと探してみよう。