初発表(演劇)

Plaza Mayor

毎週土曜日に参加している、学生劇団La Mascara(仮面)のリハーサル。



今週ずっと準備してきた、舞踏(coreografia)を披露。



→演劇の世界は少し麻薬の様で、のめりこむと、とことんのめり込めてしまう。スペイン滞在の目的は、先ずは語学を習得することで、またこの国とその人々を知ることであることを常に念頭に置いておきたい。しかし、(机に向かう勉強の他にも)演劇を通じても、これらの目的を達する助けになる。


舞台に出ることは、セリフを覚え、それを口から発すること、また共演者とのセリフの掛け合いでもあって、これは語学の上達にとても役立つ気がする。のみならず、演劇における人間関係の「濃さ」が良い。一つの作品を作るまでには、何時間、何十時間のリハーサルが必要であって、その過程で、共演者と意見を出し合い、議論をする。また、このような共同作業を行う過程では、お互いに遠慮したり、恥ずかしがっていては、上手くいかず、お互い信頼関係を気づくために、お互いに生の自分をさらけ出す。つまり、共演者の普段の「外行き」の姿とは少し違う面が見えてくる。このような濃い関係が新鮮であり、(語学を覚える、この国そして人間をよく知るという面からも、)今の自分にはとても良い。ただ、それだけではなくて、演じることは実際、快感でもある。